このページでは新卒で客先常駐SEになった方向けにお話をしていこうと思います。
「新卒で客先常駐SEはやばいの?」「客先常駐SEは底辺とか負け組って本当?」
こんな疑問に業界経験者が詳しく回答させていただきますので、参考にしてみてください。
Contents
ショック!!新卒で客先常駐に会社に入るのは負け組なの?
新卒で客先常駐の会社に入社することは負け組なのでしょうか?
結論からいうと負け組であり新卒で客先常駐SEになるのはやばいです。
理由は以下三点です。
給料がとにかく安い
将来性がない
スキルアップしない
関連するページも貼っておきますので各項目について詳しく知りたい人は参考にしてみてください。
(参考)新卒の客先常駐SEと自社開発SEを比較してみよう
参考程度に新卒の客先常駐SEと自社開発SEの年収・スキルアップ・市場価値などを比較してみました。
ご覧いただくと同じエンジニアという職種でも全く環境や事情が違うことがご理解いただけると思います。
年収 低い(クビになるリスクがある)
スキルアップ できない
市場価値 全く上がらない
世間体 悪い
年収 普通以上(400万円~800万円以上の企業もある)
スキルアップ 自分次第でどんどんスキルアップできる
市場価値 自分次第で役職がつく・業務領域が広がるためあがりやすい
世間体 良い
比較すれば一目瞭然なのですが、せっかくポテンシャルの高いエンジニアであっても客先常駐SEでいる限り底辺だと認識しておきましょう。
あわない!?鬱になる人多数!?客先常駐企業に入社する新卒エンジニアについて
そもそも客先常駐があわない新卒エンジニアがいる、ということを知っておく必要があります。
実際それによって鬱になったり入社早々に退職していくエンジニアが非常に多いのが現実です。客先常駐SEというのは特殊な働き方です。
自社の社員とはあわずひたすら家と派遣先の往復です。
ではどういったエンジニアが客先常駐という働き方とあわないのでしょうか?
じっくり腰を落ち着かせ仕事に取り組みたい人
仲間と一緒に仕事をするのが好きな人
しっかりと自分のパフォーマンスを評価してほしい人
キャリアアップやスキルアップに貪欲な人
こういったエンジニアは客先常駐という働き方には不向きです。
客先常駐で働くと決めたのであれば自分にあった働き方なのか?という点を自問自答してみましょう。
騙された!?客先常駐に会社に新卒で入社してしまうケース
客先常駐の会社に新卒で騙されて入社してしまうケースもあります。
騙されるとは具体的にどのようなケースなのでしょうか?
それは「自社開発を行っているように見せかけて実はただの派遣会社」というパターンです。
実はこういったケースで騙されて客先常駐の会社に入社してしまうケースは後を絶ちません。
こういった企業は魅力的に会社を見せる術にたけているためカモフラージュがうまく、なかなか若手エンジニアでは見破ることができません。
優秀なエンジニアの場合、客先常駐企業に入社してしまうことでただただ無駄な時間を過ごすことになります。
騙されて客先常駐企業の入社してしまった人はすぐに転職活動をスタートすべきです。
このままでいいのか!?悩める新卒の客先常駐SEへ送る3つのアドバイス
このように新卒で客先常駐SEになってしまうというのは向上心をもつエンジニアにとって好ましい状況ではありません。
しかしながら若手エンジニアに対して業界の仕組みを教えてくれたりキャリアや転職の指南をしてくる人は少ないです。
客先常駐企業(SES企業)の上司や営業であればエンジニアに退職してほしくないのでそれは当然だと思います。
同年代のSEと比較せよ!
客先常駐のデメリットを理解すること
自分の市場価値を知る事
新卒客先常駐SE向けアドバイス①同年代のSEと比較せよ!
新卒で客先常駐SEになってしまったエンジニアにとって大切なポイントは同年代のSEと比較することです。
客先常駐SE→古臭い環境でテスターや雑用ばかりやっている
自社開発SE→最新環境でバリバリ開発している
こういったことはよくあります。
同年代とSEと比較してこのままでいいのか?という危機感を持ちましょう。
新卒客先常駐SE向けアドバイス②客先常駐のデメリットについて理解しよう
新卒で客先常駐SEになってしまったエンジニアにとって大切なポイントは客先常駐のデメリットについて理解することです。
新卒で客先常駐の会社に入社するエンジニアはそもそもIT業界や派遣業界の知識がないことがほとんどです。
業界知識が深まることで「自分はこんなことがやりたいのかもしれない」「こういった事が向いている気がする」というようにキャリアアップについての方向性や指針が見えてくるものです。
方向性さえ設定できればあとは逆算で考え、実現のためにはどういった企業で働くのがいいのかという答えは自然と出てくるはずです。
目的をもたずただダラダラと年を重ねていき、キャリアアップできないという状況だけは避けるように意識しましょう。
新卒客先常駐SE向けアドバイス③自分の市場価値を知ろう
新卒で客先常駐SEになってしまったエンジニアにとって大切なポイントは自分の市場価値を知ることです。
エンジニアには市場価値というものがあります。
開発スキル/設計スキル/年齢/業務知識/人柄・コミュニケーション能力/学歴
こういった様々な要素を加味して市場価値は算出されます。
客先常駐SEの場合市場価値を上げるのは極めて困難であることを知っておきましょう。
キャリアがボロボロに!新卒エンジニアよ会社のいいなりになるな
新卒で客先常駐SEになると基本的には会社の都合で現場を決定します。
人によってはこれが最大のリスクだと指摘する業界人も少なくありません。
具体例を出すと以下のようなケースです。
Javaの開発がしたいのにCOBOLの開発現場に飛ばさてしまった
入社して3年たっているにずっとテストの現場から離れられない
全くスキルの身につかない現場で雑用のような仕事を5年もさせられた
これは一例ですが似たような事例は山のようにあります。
新卒や若手エンジニアの場合、現場を決めるコストがかかりますのでとにかく待機にならず早く常駐先を決めることが最優先です。
そこにはエンジニアのキャリアを育てるという考え方は皆無です。
このようにしてキャリアをボロボロにされるエンジニアが大量に生まれているのです。
こういった事実があるので新卒で客先常駐SEになった場合すぐに転職すべきなのです。
客先常駐型の新卒エンジニアはテスターや雑用ばかりなの?
新卒の客先常駐エンジニアはテスターや雑用などの仕事が大変多いです。
もちろんテスト業務も開発工程のうちで重要な役割です。
IT業界未経験の若手であればテスト業務であっても大切な経験です。
ただし問題なのは、<新卒の客先常駐SEは3年も5年もテスターばかりやらされるというリスクがある点です。
テスト業務は重要な仕事ではありますが、決して難しい仕事ではありません。
会社の命令でテスターを長期間行っている間に同年代のエンジニアとのスキルや経験の差が大きくなるケースは少なくありません。
新卒で客先常駐企業に入った若手エンジニアは自分自身でキャリアビジョンを描くのは困難です。
気がついた時には若い貴重な時間を無駄にしてしまうというのが若手客先常駐SEの最大のリスクなのです。
若手エンジニアの可能性は無限大!どんどん年収アップを狙おう
新卒で客先常駐SEになった場合年収についての正しい考え方をしっていきましょう。
エンジニアの年収相場は青天井といっていいほど可能性は無限大です。
シリコンバレーや海外のエンジニアであれば年収数千万円獲得するプレーヤーは珍しくありません。
海外で働く必要はありませんが、エンジニアという同じ土俵で仕事をしているのでスキルさえ高くなれば充分にそれくらい稼げる可能性はあるのです。
また、日本国内の企業で働いたとしても年収1000万円を超えることは決してハードルが高いわけではありません。
むしろ当たり前のことを当たり前にできるだけで高給をもらえる土壌は日本にあると思います。
会社員以外ではフリーランスエンジニアという選択肢もあります。
新卒でエンジニアになって経験2~3年で年収1000万円に到達する人は著者の周りだけでも何人もいますので、高収入を目標とするのであればごく現実的な選択肢の一つです。
新卒の客先常駐SE必見!タイプ別転職先企業の選び方&攻略法
次に新卒の客先常駐SEの転職先企業について説明していきます。
転職先を選ぶうえで大事なのは自分が何を一番重要視するか?という点です。
・年収を上げたい→企業の情報をたくさんあつめ年収高い企業にどんどんトライ
・技術力を上げたい→ベンチャー系に的を絞り転職活動
・安定した企業で働きたい→大手企業を中心に転職活動
それでは各ポイントごとに転職に成功する秘訣をお話していきます。
年収を上げたいならとにかく色々な企業の情報を集めトライすること
新卒の客先常駐SEが転職し、年収を上げたいのであればとにかく色々な企業の情報を集めることです。
大手企業でもエンジニアの待遇が低い企業もありますし、知名度が低い企業でもエンジニア対して高い報酬を約束してくれる企業もあります。
年収アップ目的の転職の場合は、情報収集能力×転職活動にかける時間×運が結果に繋がります。
転職エージェント、転職サイト、SNS、ITニュースを参考にするなど様々な方法で企業の情報を集めて行動してみましょう。
・数多くの企業のトライすること
・メガベンチャー・ベンチャーはねらい目
・スキルが低い場合は資格を取得しよう
・TwitterやSNSを使用するのもお勧め
技術力をつけたいならWEB系やベンチャー企業で決まり
新卒の客先常駐SEが転職し、技術力をつけたいのであればWEB系やベンチャー企業に狙いを絞るといいでしょう。
中小企業やベンチャーの場合、エンジニアの技術力のバラツキが顕著なため入社後に後悔することもあります。
間違いがないのが自身でのその企業のサービスを使ってみること、開発責任者や現場メンバーと話をしてみることです。
これである程度企業の技術力を図ることができます。
(もちろんあなた自身のスキルがまだまだで勉強する立場であればこういった点は考える必要がありません)
・アプリ公開やソース公開をしてアピールしよう
・技術ブログもおすすめ
・スキルが低い場合は資格を取得しよう
・領域を絞って勉強(AI・機械学習など)をしよう
安定した企業で働きたいなら大手企業を中心に攻めよう
新卒の客先常駐SEが転職し、安定した企業で働きたいのであれば大手企業を狙うということになります。
大手企業かどうかの判断ポイントは上場有無・資本金・社員数・創業年数など一般的な内容で問題ありません。
・大手と繋がりのある転職エージェントを使う事
・採用ハードルが高くなるためしっかりとアピールの準備を
・転職エージェントで面談練習や傾向を事前に聞いて対策すること
まとめ
客先常駐と新卒エンジニアについて説明させていただきました。
客先常駐のデメリットに気がついたら少しでも早く転職活動を行うべきです。
エンジニアのピークは早い。20代を客先常駐で過ごすのは底辺確定
20代であればまだ客先常駐SEを脱出できるが30代になったらもう厳しい
生涯賃金を決定するのは20代にいかにキャリアを積めるかにかかっている
搾取されまくる客先常駐SEを辞めるだけで年収アップは簡単にできる
転職エージェントを使わないと圧倒的に失敗する確率が高いのは何故?
転職活動には「求人サイトを使う方法」と「転職エージェントを使う方法」がありますが、
失敗しないためには転職エージェントを使う方法が圧倒的にお勧めです。
客先常駐企業にも関わらず自社開発をしているようにみせて騙されてしまう
ブラック企業とホワイト企業の見分けがつきにくい(常に広告をだしている企業はカモフラージュがうまい)
年収アップするかどうかは、面接後でないとわからないため無駄足になりやすい
会社の雰囲気など実際にいかないとわからない部分が多い
入社後のギャップが生まれやすい
一方で転職エージェントを使うメリットは非常に大きいです。
それは簡単で転職エージェントの営業担当は実際に企業に行き、現場の取材をしているためミスマッチが発生しにくいのです。
営業担当が企業文化・開発環境・企業の雰囲気をしっているため入社後のミスマッチが起きにくい
転職エージェントのコネクションで、求人サイトにない非公開求人を紹介してもらうことができる
求人サイトで一つ一つ調べるよりも転職エージェントで紹介を受けたほうが求人数・質がずっと高い
すぐに転職を考えていなくとも無料でキャリア相談ができる
特にITエンジニアの場合、環境が非常に大切なため現場をよく知る転職エージェントに相談することは必須と言えるでしょう。
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最大の特徴は年収アップの実績です。
年収100万円~200万円アップはざらにありますので、年収アップを狙う客先常駐SEは登録必須です。
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