このページでは客先常駐に一人で派遣されるようになった客先常駐SEについてお話していこうと思います。
客先常駐に一人で派遣されるのはデメリットだらけです。
ただし客先常駐型の企業に入社してしまうとそのスパイラルから抜け出すことは困難です。
あなたが客先常駐企業に一人で派遣された際にしっておきたい知識をまとめてみましたので参考にしてみてください。
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Contents
客先常駐先に一人で派遣されるデメリットは?
客先常駐先に一人で派遣されるデメリットはいくつかあります。
エンジニアが客先常駐に一人で出向するデメリットについて以下四点にまとめましたので、詳しく解説させていただきます。
客先常駐先に一人で派遣されるとモチベーションが下がる
客先常駐先に一人で派遣されると精神的に不安定になる
客先常駐先に一人で派遣されると孤独感を感じる
客先常駐先に一人で派遣されると放置されプログラマースキルとしてのスキルが伸びにくい
客先常駐先に一人で派遣されるデメリット①モチベーションが下がる
客先常駐先に一人で派遣されるデメリットはモチベーションの低下です。
SEのやりがいの一つとして「周りのメンバーと一緒に達成感を感じる」というものがあります。
つらい納期やクライアントの要求をクリアし、仲間と達成感を味わえることがエンジニアとして最高の楽しみだと断言する方も少なくありません。
ところが客先常駐先に一人で派遣されるエンジニアはそのやりがいを味わえません。
客先常駐SEは所詮プロジェクトを助ける外注スタッフであり助っ人のような立ち位置です。
真っ先に契約を切られるのが客先常駐SE
つまり現場やプロパーが決めた方針に忠実に従い開発作業を行うだけの存在が客先常駐SEなのです。
もちろん全てとはいいませんが、外注スタッフがプロパーより中心になってプロジェクトを回すということはほとんどありません。
そのためある程度プロジェクトの目途がついたら真っ先に契約終了になったり予算都合で切られたりするが客先常駐SEです。
これは客先常駐にチーム体制でなく一人で派遣されているSEほどその傾向が顕著です。
このような理由から一人で現場に参画している客先常駐SEはプロジェクト達成のやりがいを味わえることがあまりありません。
客先常駐先に一人で派遣されるデメリット②精神的に不安定になる
客先常駐先に一人で派遣されると精神的に不安定になります。
これは著者の経験上間違いありません。
よほど図太い人や無神経な人であれば関係ありませんが、通常の神経をもったエンジニアであれば精神的に不安になって当然なのです。
その理由は簡単で、そもそもエンジニアの仕事は精神的な負荷がかかりやすいからです。
(これはエンジニアの鬱病が圧倒的に他の職業より多いことが証明していると思います)
こういった精神的な負荷を職場の同僚と愚痴をいったり飲みにいくことで何とか軽減しなんとか踏ん張っている、というのがエンジニアの大半なのです。
誰にも相談できない客先常駐SE
ところが客先常駐先に一人で派遣されると辛いことに誰にも相談できません。
たまたま気のあうメンバーが派遣先にいればいいのですが、全く年齢層が違ったり立場も違うことも多いことのほうが確率的には高いです。
そのため、客先常駐先に一人で派遣されたエンジニアは精神的な負荷が高まりやすく、病みやすいという特徴があるのです。
一人で現場に派遣されている場合ですと、リーダーや同期に相談したところで一時的な解決になるかもしれませんが、また翌日からは辛い現場に向かわなければいけないのです。
客先常駐先に一人で派遣されるデメリット③孤独感を感じる
客先常駐先に一人で派遣されると孤独を感じます。
これは上項でもお話した内容と似ていますが、とにかく孤独なのが客先常駐SEなのです。
その理由は簡単で、立場の違いからくるものです。
現場のプロパーと客先常駐SEや派遣SEなどの外注スタッフは本質的に「使う側・使われる側」という明確な立場の違いがあるのです。
外注スタッフは使い倒してなんぼと考えている現場がほとんどですし、万が一問題などを起こしたらクビにすればいいと思って接していることがほとんどです。
派遣先での人間関係の難しさ
自社の社員の場合は、長期的に一緒に仕事をする仲間として扱いますし、教育・指導・リレーション構築などいろいろ気をつかってくれます。
また、外注社員の場合すでに人間関係ができている中に派遣されていくわけですから、大変気を遣います。
よほどのコミュニケーション能力がない限り現場でリレーションをバッチリ構築するというのは難しいのが現実です。
客先常駐先に一人で派遣されるデメリット④放置されプログラマースキルが伸びにくい
客先常駐先に一人で派遣されるとプログラマースキルが伸びにくいというデメリットがあります。
これはちょと考えてもらえればわかると思います。
完全に独学でプログラミングの学習をするのと、上級者に教えてもらいながら学習するのはどちらが上達が早いかは明らかですよね?
客先常駐に一人で派遣される場合、基本は誰も教育しれくれません。
一人で派遣される現場の場合、
誰も教えなくてもできる雑用や簡単な作業である
教えなくてもできる前提で採用している
このどちらかです。
いずれにせよプログラマースキルが伸びにくい環境なのは間違いありません。
「客先常駐」と検索すると「客先常駐 スキル身につかない」などと検索結果にでてくるのは客先常駐先に一人で派遣されてしまい成長できないと感じているエンジニアが多い証拠でもあります。
客先常駐先に一人で派遣されるメリットはある?
客先常駐先に一人で派遣されるデメリットについてお話してきましたが、一人で派遣されるメリットはあるのでしょうか?
結論から言うとほとんどありません。
無理やり見つけるとしたら以下の点にあると思います。
自分で調べる力が身につく
客先常駐先に一人で派遣されると誰も教育してくれず放置されることが多いのはご説明した通りです。
一方で自分で調べる力が身につくといういい方もできます。
ただしこれもご説明した通り、エンジニアの仕事は基本的に優秀な先輩に教えてもらったほうがはるかに効率がいいのです。
ただ給料をもらえればいいとうことであればそれでもいいのですが、自身の成長速度を考えるとやはり一人で派遣されるよりチーム制度で教育制度がしっかりしている企業のほうがお勧めです。
メンタルが強くなる
客先常駐先に一人で派遣されるとメンタルが強くなります。
実質派遣やアルバイトと同じような働き方で薄給で働くことになることに疑問を抱かなくていいのであればどういった環境になっても生きていけるかもしれません。
エンジニアとしての成長や将来性といった観点で考えると大いに疑問が残りますが「良くも悪くも開き直り」が身につく面はあるかもしれません。
こういった経験があるとフリーランスや独立といったリスクのある選択も躊躇なく行えます。
ただし正社員として安定した生活と給料を求めるタイプのエンジニアにとっては客先常駐先に一人で派遣されることはリスクでしかありません。
一人で客先常駐は違法?
一人で客先常駐すると違法なの?という質問を受けることがあります。
結論から言うとケースバイケースです。
派遣契約であれば全く問題ありませんので合法です。
請負契約の場合、指示系統によっては偽装請負となり違法です。
また、当然ながら二重派遣は違法行為です。
商流が深く、複数仲介会社が介在している場合は注意する必要があります。
客先常駐SEと法律、違法については以下ページで詳しく説明させていただきました。
新卒が一人で客先常駐先に派遣された場合は最悪である
新卒に一人で客先常駐先に派遣された場合についてお話していこうと思います。
基本的に客先常駐に一人で参画するデメリットは本文でお伝えした内容と変わりませんが、いくつか追加でご説明させていただきます。
エンジニアとしての成長速度が遅くなる
新卒で客先常駐一人は最悪です。
最も大きな理由は成長速度が遅くなるという点です。
新卒というのは開発のスタイルや仕事の進め方の基礎が固まっていません。
一人で派遣されるということは、基礎が固まっていないうちに派遣された現場の悪影響を受けたり悪い癖がついてしまう可能性が高いのです。
逆に新卒のうちにみっちりと教育をうけると基礎が固まり、将来的な伸びしろも大きくなります。
開発エンジニアといってもただプログラミングができればいいわけでなく、レベルはピンキリです。
キャリアアップと市場価値
新卒で客先常駐に一人でいくデメリットはそれだけではありません。
キャリアアップと市場価値にも大きな影響を与えます。
客先常駐エンジニアの場合、自身で現場を選ぶことができません。
雑用やテストばかりで、なかなか開発に進めないというのも客先常駐でよく目にする光景です。
同期のエンジニアはバリバリ開発をしているのにいつまでも簡単な仕事ばかりでは、キャリアアップに大きな悪影響があるのは当然です。
また、市場価値についても同様です。
客先常駐で派遣される現場は最新の環境は少なく、どちらかというとレガシーな開発環境で行われることが多いのです。
これが辛い!一人で客先常駐にいく場合の実例紹介
客先常駐に一人で派遣されるデメリットについては理解していただけだと思います。
次に客先常駐に一人で派遣されて辛い目にあう具体的をお伝えしようと思います。
どれも皆著者や知人が経験したような実例ばかりです。
現場でスキルが追いつかなくて会社から低評価を受ける
客先常駐に一人で参画して最も最悪なパターンがこれです。
ろくな研修も受けず、現場に一人でいかされあげくの果てに会社から低評価を受けるパターンです。
よほどカンどころのいいエンジニアであれば別ですが、新卒や若手であれば初期の教育や現場での指導者は絶対に必要です。
一人で派遣されているだけでもデメリットが多いのに会社や営業から文句を言われたらまさに踏んだり蹴ったりですよね。
実はこういったパターンで苦しんでいる客先常駐SEは実に多いのです。
仲間はずれにされる
客先常駐SEで多いのが仲間はずれにされるケースです。
本文でも伝えたように、現場正社員と派遣エンジニアは明確な立場の違いがあります。
実は派遣エンジニアに対するパワハラや差別というのは昔からなくなりません。
客先常駐に一人で派遣されると仲間はずれにされるというのは残念ながら非常に多いパターンです。
一人で客先常駐先にいく人に送る!アドバイスと解決方法
さて最後に客先常駐先に一人で行く人に対してささやかながらアドバイスと解決方法をお伝えします。
本質的な解決な方法とは言い難いですが、参考にしてみてください。
コミュニケーション能力を磨く
客先常駐先で上手く立ち回るにはとにかくコミュニケーション能力がものをいいます。
とにかく積極的に仕事をこなし、あなたをスルーできないくらいの存在感を発揮することです。
(これができれば苦労はしないのですが)
とはいえ現場によって合うあわないがあるのでなかなかうまくいかないこともあるでしょう。
それでも受け身でなく積極的に仕事に取り組むことで状況が好転する可能性は多少はあります。
とにかく勉強してスキルアップする
自学は効率が悪いですが、派遣先の現場で誰も教えてくれないのであれば仕方がありません。
修行期間だと割り切って自学しスキルアップし業務に取り組みましょう。
業務に関連する資格をとるのもお勧めです。
今の現場でスキルアップできないと思ったら期間を決めて資格をとり次の現場に備えましょう。
転職する
最も効率的な方法が転職することです。
そもそも客先常駐という働き方自体エンジニアにとってデメリットが多いのです。
さらに客先常駐先に一人で行くとなるとはっきりいってエンジニアとしてのキャリアは絶望的です。
それに気がついたらすぐに転職活動を行うべきです。
幸い若いうちであれば客先常駐SEから脱出するのは難易度は低いため何とかなります。
特別給料がいいとか大手企業であるとか何か特殊な事情がある場合以外は転職がほとんど問題を解決してくれることでしょう。
まとめ
客先常駐に一人で派遣される場合の問題についてお話してきました。
また、新卒で客先常駐先に一人で派遣されるケースについても言及させていただきました。
客先常駐のデメリットに気がついたら少しでも早く転職活動を行うべきです。
エンジニアのピークは早い。20代を客先常駐で過ごすのは底辺確定
20代であればまだ客先常駐SEを脱出できるが30代になったらもう厳しい
生涯賃金を決定するのは20代にいかにキャリアを積めるかにかかっている
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一方で転職エージェントを使うメリットは非常に大きいです。
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