このページでは客先常駐のメリットについて解説していきます。
「客先常駐のメリットってあるの?」「客先常駐はメリットが少ないというけど実際どうなのだろうか」「客先常駐の企業に入社したけど転職したほうがいいと言われ悩んでいる」こういった疑問をもっているエンジニア向けの記事となっております。
数少ない客先常駐のメリットを知ることで客先常駐とはどういうものなのか?という理解がより深まると思いますので是非参考にしてみてください。
Contents
- SEは客先常駐のメリットについて知っておこう
- 客先常駐のメリット①IT業界未経験・新卒でも採用されやすい・様々な企業で開発経験を積むことができる
- 客先常駐のメリット②様々な企業で開発経験を積むことができる
- 客先常駐のメリット③残業が少ないこともある
- 客先常駐のメリット④楽しい現場もある
- 客先常駐のメリット➄正社員なので有給休暇をとることができる
- 客先常駐のメリット⑥引き抜きにあってステップアップ転職ができる可能性がある
- 客先常駐のメリットを享受できる層とデメリットしかない層
- あなたはどう?客先常駐を続けたほうがいい人
- 客先常駐のメリット、デメリットを正しく理解し踏み台にしよう
- まとめ
- 転職エージェントを使わないと圧倒的に失敗する確率が高いのは何故?
SEは客先常駐のメリットについて知っておこう
客先常駐SEのメリットについてはこちらのページで一覧にし簡単に説明させていただきました。
このページでは客先常駐のメリットについてより突っ込んだ説明を交えて解説させていただこうと思います。
特にIT業界経験の浅い新卒や未経験SEの方は客先常駐についてしらかった内容や新しい発見もあるのではないでしょうか。新卒エンジニアは以下ページも参考にしてみてください。
IT業界未経験・新卒でも採用されやすい
様々な企業で開発経験を積むことができる
残業が少ないこともある
楽しい現場もある
正社員なので有給休暇をとることができる
引き抜きにあってステップアップ転職ができる可能性がある
客先常駐のメリット①IT業界未経験・新卒でも採用されやすい・様々な企業で開発経験を積むことができる
IT業界未経験でも入社できるというのが客先常駐最大のメリットです。
客先常駐企業(SES企業)のサイトを見ると
未経験歓迎
学歴関係なし
年齢不問
こういった採用広告をよく見かけます。
ホワイトカラーの専門職の求人としては未経験で、かつ大量募集している職種というのは少ないと思います。
確かにこういった客先常駐企業の求人というのは嘘ではありません(嘘を書いている企業も多いですが)
このように高卒やフリーター、ニートにさえ採用の可能性が十分あるのが客先常駐のメリットと言えるでしょう。
SEの仕事は未経験から1000万円プレーヤーも
とにかく未経験からSEになれるというのが客先常駐のメリット。
全くの未経験から1000万円プレーヤーになれる!しかも学歴年齢不問!と言われたらあなたはその仕事に対してどういった印象を持ちますか?
怪しい詐欺や水商売などアングラや仕事か、ノルマの厳しい歩合制の営業などを連想するのが一般的ではないでしょうか。
要するにまともな仕事では難しい、あるいは稼ぐための条件があったりハードルが高い仕事がほとんどです。
ところがエンジニア職というのは違います。
かつ世間体もよく安定していて年収1000万円を稼げる可能性があるという夢のような仕事なのです。
客先常駐SEは稼げるのか?
ただし客先常駐SEとして働く限り、どれだけ能力が高くとも年収1000万円を稼ぐのは絶対に不可能です。
その理由は以下のページでも説明しました。
客先常駐SEの給料が低いのは派遣会社のピンハネがきつすぎてエンジニアへの還元が実現できないという簡単な理由です。
そのため本当に稼げるエンジニアになりたいのであれば客先常駐からの脱出というのが必須になってきます。
ただし客先常駐SEでは絶対に稼げない。ということですね。
客先常駐のメリット②様々な企業で開発経験を積むことができる
客先常駐のメリットとして様々な企業で開発経験を積むことができるという点があります。
ただしこれは客先常駐のメリットでもありデメリットでもあります。
「客先常駐はガチャ」とよく揶揄されます。
それはそのままの意味で、客先常駐SEはとんでもないカス現場に派遣されることもあれば天国のような現場に派遣されることもあるという意味です。
また、客先常駐SEは常駐される現場を選択することはできないため本当に運まかせになってしまうのもガチャと呼ばれる理由の一つです。
ではこれが客先常駐のメリット、デメリットになる理由について説明していきます。
めちゃくちゃスキルアップできる現場もある
客先常駐で派遣される現場が全てクソというわけではありません。
客先常駐で派遣されるクライアントの中にはスキルアップできる素晴らしい環境の企業もあります。
ただしこれは全体の1割以下です。
また、スキルアップできる現場に派遣されても予算都合や契約の関係で短期間のうちに別現場に移動を余技なくされるケースもあります。
こういった現場をコロコロ変更されることによりエンジニアはモチベーションの維持が困難になります。
いい現場に入ったエンジニアはだいたい客先常駐企業を退職する
ちなみにいい現場に入った経験のあるエンジニアはだいたい客先常駐企業を退職します。
それは客先常駐でわざわざクソな現場に派遣されるのが馬鹿馬鹿しくなるからです。
「それだったら最初から優良企業に転職すればいいじゃん」という当たり前のことに気がつくわけです。
ここに気がつくことができるのが数少ない客先常駐のメリットなのですが「だったら最初から客先常駐などしないほうが賢い」というのが見も蓋もない結論です。
客先常駐のメリット③残業が少ないこともある
客先常駐のメリットとして残業がすくないこともあるという点です。
お伝えしたように「客先常駐はガチャ」です。
外注エンジニアの負担が軽く、毎日定時退社OKの現場もあります。
ただしこれは客先常駐のメリットでなく、考えようによってはデメリットでもあります。
ぬるま湯につかり市場価値が上がらない
こういったぬるま湯の現場に長期参画することで全くスキルが上がらず年齢だけを重ねていくといケースが非常に多いのです。
エンジニアの市場価値は「期間中どれだけの経験をつみ実績を残したか」という点でジャッジされます。
つまり薄く浅く業務にかかわってきたエンジニアは市場価値が全く上がらず転職市場で無価値に等しい存在になってしまうのです。
実際に客先常駐SEで転職しようと思っても年齢の割にスキルがないため転職できないというケースは後を絶ちません。
残業がないことが客先常駐のメリットとなりえるのは業務後に必死にエンジニアが勉強しているパターンのみかもしれません。
客先常駐のメリット④楽しい現場もある
客先常駐のメリットとして楽しい現場もあるという点があげられます。
ただしこれは客先常駐のメリットでもありデメリットでもあります。
これはすでに本文でもお伝えした通り。
楽しい現場でも契約が終了すると別のクソ現場に飛ばされてしまうからです。
「だったら最初から働いていて楽しい現場に就職すればいいよね」となるのは当然です。
こういった点は客先常駐のメリットとデメリットであるといってもいいでしょう。
客先常駐のメリット➄正社員なので有給休暇をとることができる
客先常駐のメリットとして正社員なので有給休暇をとることができる点です。
これは数少ない客先常駐のメリットとしてカウントしていいでしょう。
アルバイトや派遣の場合、働いた時給に対しての賃金しか発生しません。
ところが客先常駐SEとして正社員となった場合、法律上はしっかりと有給を取得し消化する義務があります。
ブラックな客先常駐企業だと有給を使えないケースも
ところが一部のブラック客先常駐企業(SES企業)だと有給を自由に使えないケースも少なくありません。
「プロジェクトの進捗が遅れているから」「お客さんからクレームがくるから」「現場のカレンダーにあわせてほしい」などエンジニアに対して無茶な自社ルールを押しつけてくるような事もよくあるのです。
ただし法律上は正社員であればしっかり有給を使えますのでこれは客先常駐のメリットと言ってもいいでしょう。
客先常駐のメリット⑥引き抜きにあってステップアップ転職ができる可能性がある
客先常駐のメリットとして引き抜きにあってステップアップ転職できる可能性があるということです。
これはすでに申し上げたように客先常駐はクソな現場がほとんどだという前提を認識しておく必要があります。
ただし稀にいい現場に出会いそこで実績を認められれば引き抜かれるということもあります。
もちろんそういったケースですと年収アップすることはほぼ間違いありませんので、エンジニアにとってのメリットは大きいです。(所属会社との関係もあるので個人的には推奨しませんが)
ただ何度もお伝えしているようにそれは完全に運まかせなのでだったら自分で転職活動をしていい企業に入社したほうがいいのは火をみるより明らかです。
客先常駐のメリットを享受できる層とデメリットしかない層
ここまで客先常駐のメリットをなるべく多く取り上げ解説してきました。
逆にいえばここで取り上げた以上の客先常駐のメリットはほぼみあたりません。
本文を読んでいただければご理解いただけるように客先常駐のメリットは極めて限定的であるというのが著者の結論です。
高卒、フリーター、ニートが職を探すにはあり
ではどういった方であれば客先常駐のメリットを享受できるのでしょうか?
それは高卒やフリーター、ニートのように社会的に決して強い立場と言えない方が一念発起してエンジニアになるパターンです。
そもそもこういった層ですと年収400万円すら突破するのが大変なので、そういった意味では客先常駐SEのような手に職がつけられ一定の年収を獲得できる職場は最適です。
ハイスペックエンジニア、高学歴と客先常駐の相性は最悪
逆にハイスペックエンジニアや高学歴ンジニアと客先常駐の相性は最悪です。
彼らは年収1000万円以上狙えるポテンシャルがあるにもかからわず一生年収400万円代になってしまう環境をチョイスしています。
地頭がよくとも賢い生き方をできるかは全く別です。
客先常駐のメリットや、そのメリットを享受できる層デメリットしかない層などという説明は社会人になって誰もしれくれませんが仕方がないことなのかもしれません。
賢い20代はどんどん転職していくという現実
客先常駐SEの離職率は極めて高いです。
それは賢い20代は客先常駐のメリットよりはるかにデメリットが多いという現実に気がつき転職していくからです。
言い方は悪いのですが客先常駐企業(SES企業)の残るのは他社に転職できないぱっとしな中間層になってしまっているのが業界の現実です。
あなたはどう?客先常駐を続けたほうがいい人
客先常駐のメリットについてはご理解いただけだと思います。
次に少し視点を変えて客先常駐企業(SES企業)で働き続けたほうがいい人に関してご説明します。
結論からいうと客先常駐のメリットは少なく搾取されるため客先常駐はお勧めしません。
ただし以下の方は別です。
極めてスペックが低く転職できない人
ほとんどの客先常駐SEは転職すべきとお伝えしましたが、極めてスペックが低く転職できな人は今の会社にしがみついたほうがいいでしょう。
転職活動をしたこところで年収アップが難しい上にエンジニアとしての考える能力が不足していますので、どこの企業に転職しても状況は変わりません。
それどころか転職をしたことで待遇や状況が悪くなったり、試用期間で契約終了になるリスクもあります。
そう考えたら長期間雇用してもらっている自社で働いていたほうがまだマシと言えるでしょう。
トラブルが多い人
トラブルが多い人も同様です。
トラブルが多いということは自己主張が強く協調性が低いということです。
転職をしたとしてもそれが解消されない限り本質的な解決にはなりません。
転職し年収アップをしたいのであれば、こういった自分の問題点と向き合い解決してからのほうがいい結果を生むことでしょう。
客先常駐のメリット、デメリットを正しく理解し踏み台にしよう
ここまで客先常駐のメリットや業界の知識について詳しく説明してきました。
著者の結論としては客先常駐は踏み台にしてステップアップすべきという事です。
エンジニア職は現在売り手市場で、日本だけでなくそれこそ世界中で求人がでています。
こういった状況の中でわざわざデメリットだらけの客先常駐という働き方をチョイスする必要は全くありません。
大手企業、フリーランスが狙い目
特に大手企業やフリーランスエンジニアになるという選択がお勧めです。
しかもできるだけ若ければ若いほうがいいです。
客先常駐SEを何年やっても大したスキルは身につきませんし、年齢を重ねるだけです。
客先常駐のメリットである「業界に入る」という目的を達成したのであれば次のフェーズに向かうことを考えましょう。
まとめ
客先常駐のメリットについて詳しくご説明させていただきました。
しかし経験を積むとわかるのですが、客先常駐はメリットよりもはるかにでデメリットが上回ります。
客先常駐のデメリットに気がついたら少しでも早く転職活動を行うべきです。
エンジニアのピークは早い。20代を客先常駐で過ごすのは底辺確定
20代であればまだ客先常駐SEを脱出できるが30代になったらもう厳しい
生涯賃金を決定するのは20代にいかにキャリアを積めるかにかかっている
搾取されまくる客先常駐SEを辞めるだけで年収アップは簡単にできる
転職エージェントを使わないと圧倒的に失敗する確率が高いのは何故?
転職活動には「求人サイトを使う方法」と「転職エージェントを使う方法」がありますが、
失敗しないためには転職エージェントを使う方法が圧倒的にお勧めです。
客先常駐企業にも関わらず自社開発をしているようにみせて騙されてしまう
ブラック企業とホワイト企業の見分けがつきにくい(常に広告をだしている企業はカモフラージュがうまい)
年収アップするかどうかは、面接後でないとわからないため無駄足になりやすい
会社の雰囲気など実際にいかないとわからない部分が多い
入社後のギャップが生まれやすい
一方で転職エージェントを使うメリットは非常に大きいです。
それは簡単で転職エージェントの営業担当は実際に企業に行き、現場の取材をしているためミスマッチが発生しにくいのです。
営業担当が企業文化・開発環境・企業の雰囲気をしっているため入社後のミスマッチが起きにくい
転職エージェントのコネクションで、求人サイトにない非公開求人を紹介してもらうことができる
求人サイトで一つ一つ調べるよりも転職エージェントで紹介を受けたほうが求人数・質がずっと高い
すぐに転職を考えていなくとも無料でキャリア相談ができる
特にITエンジニアの場合、環境が非常に大切なため現場をよく知る転職エージェントに相談することは必須と言えるでしょう。
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最大の特徴は年収アップの実績です。
年収100万円~200万円アップはざらにありますので、年収アップを狙う客先常駐SEは登録必須です。
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