このページでは客先常駐SEとストレスの関係についてお話していこうと思います。
あなたは「もう現場に行きたくない」「仕事がつまらないすぎる」などと感じたことはないでしょうか?客先常駐SEはとにかくストレスを受ける働き方です。
より良いエンジニアアライフを送るためにはストレスの原因や対策について知っておくことが大変重要です。
元客先常駐SEの著者がどこよりも詳しくストレスについて解説させていただきますので、参考にしてみてください。
Contents
客先常駐SEの8割がストレスを抱えている!?
以前著者は中堅規模(200名程度)の客先常駐型企業(SES企業)に勤務していました。
その際に社内待遇改善や福利厚生案作成目的のためにエンジニアに対してアンケートをとったことがありました。
項目は残業時間や給料など約20項目で5段階評価式から成るものです。
最も驚いたのがエンジニアのストレスに関する回答結果でなんと8割以上のエンジニアが何らかのストレスを抱えていることが判明したのです。
その理由を分析していくと、実はストレスを引き起こす本質的な問題は会社組織やエンジニアでなく客先常駐というビジネスモデルにあったということに気がついたのです。
あなたはどう?客先常駐SEがストレスを感じる原因を知ろう!
客先常駐SEがストレスを感じる原因はビジネスモデルにあるとお話しました。
つまりIT業界派遣の業界ならではのストレス要因がたくさんありそれがエンジニアを追い詰めているという現実が浮き彫りになったのです。
アンケート結果と著者の経験から具体例をピックアップさせていただきました。
一つ一つ説明していこうと思います。
・パワハラ、モラハラの対象になりやすい
・現場で放置されることが多い
・疎外感や孤独感を感じることが多い
・単調な作業・つまらない仕事ばかりやらされる
・炎上している現場に投入される
・現場変更が難しい・契約期間が会社都合で決定される
客先常駐SEのストレス原因①パワハラ、モラハラの対象になりやすい
客先常駐SEのストレス原因の一点目はパラハラやモラハラの対象になりやすい点です。
IT業界では大手企業やSler企業を中心に体質が昭和そのままの会社も多く外注エンジニアの地位が極めて低いのです。
一緒に仕事をする仲間という意識は当然なく「外注のエンジニアはつかいっぱしり」「高いお金を払っているのだから使い倒さないと損」のような感覚です。
客先常駐SEのストレス原因②現場で放置されることが多い
客先常駐SEの<ストレス原因の二点目は現場で放置されることが多い点です。
受け入れ企業の中には「高いお金を払っているのだから教えなくてもできるでしょ」というような姿勢で客先常駐SEに接してくることも多々あります。
また、無関心のため派遣スタッフとは業務でも極力関わりたくないという扱いをしてくる現場メンバーも少なくありません。
客先常駐SEのストレス原因③疎外感や孤独感を感じることが多い
客先常駐SEのストレス原因の三点目は孤独感や疎外感を感じることが多い点です。
これは現場での立場の違いが生む孤独感と、自社に対する孤独感があるようです。
まず現場の立場の違いが生む孤独感ですが、客先常駐の場合以下のような理由で孤独感を感じることが多いようです。
現場でグループや派閥が出来上がっていて馴染めない
年齢や立場がバラバラのため仲良くなれない
同僚や同期がいないため話し相手がいない
次に自社に対する孤独感です。
これは帰属意識といって愛社精神が生まれなかったり自分が組織から必要とされてないと思うことから感じる孤独感です。
客先常駐SEのストレス原因④単調な作業・つまらない仕事ばかりやらされる
客先常駐SEの<ストレス原因の四点目は単調な仕事やつまらない仕事ばかりやらされることが多い点です。
人は単調な作業をこなすことに非常に苦痛を感じる生き物です。
工場でのルーチンワークのようにまだ体を使うので多少発散される部分はありますが、エンジニアの場合そうはいきません。
一日中座りっぱなしでPCと向き合っていますからそのストレスは尋常ではありません。
業務中にストレス発散をするのも大変なため、エンジニアにとっての精神負荷は大きいのです。
客先常駐SEのストレス原因➄炎上している現場に投入される
客先常駐SEのストレス原因の五点目は炎上している現場に投入されることが多い点です。
精神的・肉体的なダメージが大きく鬱になるケースが最も多いパターンです。
残念ながら派遣型エンジニアの場合炎上案件に投入される確率が極めて高いです。
それに輪をかけて問題を大きくしているのが自社の対応です。
明らかに過剰に残業してしても自社が救済してくれるケースはほとんどありません。
そのため「多少忙しくてもエンジニアなんだしガタガタ言わずに働こうぜ」という考え方の企業が大多数です。
客先常駐SEのストレス原因⑥現場変更が難しい・契約期間が会社都合で決定される
客先常駐SEのストレス原因の六点目は現場変更を本人の意思で行うのが難しく、期間が会社都合で決定される点です。
客先常駐SEの場合、基本的に現場の決定権は企業にあります。
自分の気にいらない現場に長期参画を命令されることもありますし、その逆に気に入った現場でも早期退場しなくてはいかないこともあります。
そういった中でも技術者として一定のパフォーマンスを保つのはとてもストレスがかかる事なのです。
自分と上手く付き合うべし!客先常駐SEはストレス発散がめちゃくちゃ難しい・・・
客先常駐SEのストレスの原因とその背景について説明させていただきました。
客先常駐SEは元々ストレスを受けやすい環境の上にさらにストレス発散が難しいという問題もあります。
著者が以前とったアンケートでも自宅と職場との往復で職場メンバーと交流がなくため発散できないエンジニアが一定割合を占めていました。
そのためストレスを溜め込みがちになり発散できない傾向にあるようです。
著者からアドバイスできるとすれば以下二点です。
ストレス解消する方法をなんとか見つける(スポーツや趣味に打ち込むなど)
転職によって原因となっていたストレスを除去する
なんともシンプルな方法ですが、どのような環境が自分にとって一番快適でパフォーマンスが発揮できるか?という原点に立ち返ることもお勧めの方法です。
もうストレスを受けたくない!そんなあなたのための転職ノウハウとは?
ストレスを受けない企業を選ぶためには転職活動時から細心の注意を払っておきましょう。
入社後に「こんなはずじゃなかった」となっても後の祭りです。
転職を考えるエンジニア向けに有効な方法として以下二点をあげさせていただきますので、参考にしてみてください。
・自分にあった社風選びをしっかりとしよう
・作業内容、残業時間などを入社目にしっかりチェック
ではそれぞれについて説明させていただきます。
なるべく自分にあった社風の会社を選びストレスを緩和する
ストレスなく働くためには転職先の社風が非常に大切です。
同じ作業をしていても周りの環境や雰囲気によって大きく受けるストレスが変わってきます。
一方で大嫌いなメンバーとであれば少しでの残業時間であっても苦痛で仕方がないはずです。
著者自身の経験からしても働く環境選びは非常に大事だと確信しており、転職活動の際には最も注意してほしいポイントです。
入社後ストレスでの失敗を避けるためには「自分がどういった気質や性格の人間なのか」という観点から企業を選定してみるのもお勧めの方法です。
自分自身がワイワイ系が好き・保守的・ベンチャー気質・技術志向など分類してそこから企業との相性を図ってみましょう。
社風については転職エージェントに相談するのが最も手っ取り早い方法です。
作業の内容やレイヤー、ポディションを今と変更しストレスを緩和する
作業のレイヤーやポディション変更によってストレスを軽減するという手法もお勧めです。
インフラの設計構築→運用保守・社内SE・ヘルプデスクなどに変更
アプリの設計開発→保守開発・新人教育・講師などのポディションに変更
これは一例ですが、転職先の仕事内容に幅広い選択肢をもつことで問題が解決する可能性があります。
フリーランスエンジニアになるというように働き方そのものを変えるという考え方も有効です。
まとめ
客先常駐のストレスについて説明させていただきました。
客先常駐のデメリットに気がついたら少しでも早く転職活動を行うべきです。
エンジニアのピークは早い。20代を客先常駐で過ごすのは底辺確定
20代であればまだ客先常駐SEを脱出できるが30代になったらもう厳しい
生涯賃金を決定するのは20代にいかにキャリアを積めるかにかかっている
搾取されまくる客先常駐SEを辞めるだけで年収アップは簡単にできる
転職エージェントを使わないと圧倒的に失敗する確率が高いのは何故?
転職活動には「求人サイトを使う方法」と「転職エージェントを使う方法」がありますが、
失敗しないためには転職エージェントを使う方法が圧倒的にお勧めです。
客先常駐企業にも関わらず自社開発をしているようにみせて騙されてしまう
ブラック企業とホワイト企業の見分けがつきにくい(常に広告をだしている企業はカモフラージュがうまい)
年収アップするかどうかは、面接後でないとわからないため無駄足になりやすい
会社の雰囲気など実際にいかないとわからない部分が多い
入社後のギャップが生まれやすい
一方で転職エージェントを使うメリットは非常に大きいです。
それは簡単で転職エージェントの営業担当は実際に企業に行き、現場の取材をしているためミスマッチが発生しにくいのです。
営業担当が企業文化・開発環境・企業の雰囲気をしっているため入社後のミスマッチが起きにくい
転職エージェントのコネクションで、求人サイトにない非公開求人を紹介してもらうことができる
求人サイトで一つ一つ調べるよりも転職エージェントで紹介を受けたほうが求人数・質がずっと高い
すぐに転職を考えていなくとも無料でキャリア相談ができる
特にITエンジニアの場合、環境が非常に大切なため現場をよく知る転職エージェントに相談することは必須と言えるでしょう。
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